「がん医療の現在(いま)21」
第26回がんについての市民公開講演会記録
ISBN | 978-4-87066-157-8 |
判型 | B5 |
ページ | 46 |
定価 | 本体762円+税 |
送料 | 実費 |
1.がんを知り,がんに挑む~研究の場から~
国立がんセンター研究所 副所長/中釜 斉
【目次】
§1 がんはいくつかの段階を経て≪がん≫となる
§2 がんの≪研究≫にも時間を要する
§3 がんの原因を探る
● がんは遺伝するのか
● タバコとがん
● 感染症とがん
● 食品とがん
§4 遺伝子の≪傷≫とは何か
§5 がん関連遺伝子を探ることで可能となる治療
§6 がんの基礎研究に与えられている課題
● マイクロRNAの研究
● がん幹細胞
● 生活習慣とがん
おわりに
【Q アンド A 】
遺伝性のがんについて
喫煙で生じたがんは遺伝する?
診断の感度を上げればよいのでは?
PETでがんの早期発見は可能?
“ストレス”はがんの原因になる?
腫瘍マーカーの変動はがんの再燃を意味する?
2.大腸がんの最新抗がん剤治療~増えた選択肢と治療効果の改善~
国立がんセンター中央病院 消化管内科 医長/島田 安博
【目次】
はじめに
§1 切除不能・進行再発大腸がんとは
● なぜ切除できないのか
● 切除不能ながんを治療する方法
§2 抗がん剤治療の標準治療について
● 標準治療とは何か
● 大腸がんの標準治療
● 「48時間」も点滴を受けるの
● 抗がん剤の効果
§3 分子標的薬の登場
● ベバシズマブの特徴
● セツキシマブの特徴
§4 抗がん剤治療のうまい受け方
§5 知っておきたい医療費のお話
【Q アンド A 】
がんの新薬の承認は遅くはないか?
抗がん剤の治療効果はまだ不十分では?
オキサリプラチンの他のがんへの効果は?
大腸がん術後の抗がん剤治療について
抗がん剤の効果の有無確認のための遺伝子検査は保険適応になる?