がん医療の現在17

「がん医療の現在(いま)17」

第22回がんについての市民公開講演会記録

ISBN978-4-87066-153-0
判型B5
ページ56
定価 823円(本体762+税8%)
送料 360円(税共)

1.看護師が話す緩和ケア

国立がんセンター中央病院 がん看護専門看護師/戸谷美紀

「緩和ケア」はどの段階から始まるの?
がん医療の進歩に伴い、がんは「治る病気」であるとともに「ともに生きる病気」ともなっています。
緩和ケアは、根治が難しい状況になってから開始するものではなく、患者さんの生活や治療の内容に即して、治療開始当初から選択されるものです。
緩和ケアチームはどのように患者さんの気持ちに寄り添うべく努力しているのか。
がん緩和ケアの実像がわかる講演です。

【目次】
§1 がんをめぐる「苦痛」と緩和ケアの役割り
  ● がん患者さんはどのような苦痛をもつのか
  ● 緩和ケアチームの構成
§2  がんによる痛みを和らげる
  ● がんによる「痛み」
  ● 痛みを伝える
  ● 薬で痛みをとる
  ● 医療用麻薬は怖くない
  ● 痛み止めはどのように使うのか
  ● 痛み止めによる副作用
  ● 痛み止めが「効かない」と感じたら
  ● 薬以外で痛みをとる方法
§3 緩和ケアはどこで受けられますか
§4 緩和ケアチームが目指すもの

2.チームで支える患者中心のがん緩和ケア

熊本再春荘病院呼吸器科医長/松本武敏

緩和ケアにおける医師の役割りとは?
緩和ケアは、単に病気そのものに対しだけではなく、患者さんの生活全般にかかわるものです。
ですから、さまざまな領域の専門家がチームを組んで対応することになります。
主治医やかかりつけ医のみならず、看護師、ソーシャルワーカー、理学療法士、臨床心理士、薬剤師…。
そうした緩和ケアチームにおいて、医師はどのような役割りを果たすべきか。
がんセンター東病院や在宅ホスピスに携わった経験から、「医師が緩和ケアから学んだこと」を率直にお話しいただきました。

【目次】
§1 はじめに~今日お話ししたいこと
§2  「チームで支える」~緩和ケアチームでの経験から
  ● 「緩和ケア」を学ぶことは「人生の豊かさ」をまなぶことである
  ● 「失敗学」のすすめ
  ●異業種交流会でチームづくりのノウハウを学ぶ
  ● メディカルソーシャルワーカーの重要性
§3  「患者中心の」緩和ケアを考える
  ● 在宅酸素療法の有効性
  ● 在宅療養の制度的な整備
  ● 在宅か、入院か
§4 緩和医療の現状と課題
§5 看護の力 おわりに

【Q アンド A 】
 緩和ケアが可能な施設はどう探したらいい?
 在宅ケアに精通した医師がいないのでは?
 告知していないのだが、在宅ケアがいいのか,ホスピスか?
 モルヒネで幻覚は生じない?
 緩和ケアプログラムの地域介入試験とは?
 講演での《希望を組織する》という言葉について
 介護保険を使うと医療保険は使えない?
 地域在宅訪問のチームはどう探せばいい?
 在宅ケアで必要な環境は?  患者の具合が悪くなっていったときに、家族としてどのような言葉をかけたらいい?

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